村の女性たちが作った山菜料理を楽しむツアーの参加者

村の女性たちが作った山菜料理を楽しむツアーの参加者

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

根羽の山菜ツアー好評 名古屋から日帰り体験

信濃毎日新聞(2017年5月16日)

 根羽村で15日、日帰りの山菜採り体験ツアーが始まった。名古屋市の旅行会社「JTN」が主催し、根羽村と村観光協会が共催。22日までに6回行い、昨年よりも約20人多い計234人が参加する予定だ。同社が企画する年間200〜300種類のツアーの中で特に人気の高いコースといい、村は、このツアーをきっかけに村を訪れる人が増えてほしいと期待している。

 この日、午前中にバスで村を訪れた参加者たちは、まずワラビとフキの山菜採り体験をした。同村小戸名の片桐ふみ子さん(74)の畑では、人の背丈ほどに育ったフキを見て驚いた様子。片桐さんに調理法などを尋ねる人もいた。片桐さんは「また来るね」と声を掛けられたといい「毎年楽しみに来てくれる人が多くてうれしい」と笑顔。参加者はフキを1人3本まで、ワラビを採り放題で持ち帰った。

 昼食には、村内の女性たちでつくる農事組合法人「杉っ子」が料理した山菜のてんぷらや、キノコでだしを取ったおこわなどを味わった。

 参加した名古屋市の日比野基さん(78)は、山菜について知りたいと妻の朗子さんと初めて参加。ワラビは畝に定植されているのではないかと想像していたといい、「野原の中に雑然と生えていて驚いた。いい体験ができた」。

 JTNは、根羽村で川遊びなど自然を体験できる子ども向けツアーを企画していた縁で、2007年に50〜60代の女性をターゲットにした山菜採り体験ツアーを始めた。村は、村内の農家と同社を取り持つなどして協力している。料金は税込み5680円(土日祝日は同5980円)。

 同社によると、都会ではなかなかできない体験として毎回、参加者の満足度が高く、リピーターも多いという。

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