しなの鉄道(上田市)は6月2日、長野―軽井沢間の観光列車「ろくもん」で3種類の車内限定カクテルを発売する。上田に縁が深い真田氏の家紋「六文銭」にちなむ列車名に絡め、テーマは戦国武将真田氏ゆかりの姫君。しなの鉄道は「個性的な一杯が新たな旅の魅力になってほしい」とPRしている。
カクテルは松代藩真田家初代藩主の真田信之の正室から取った「小松姫」、信之の弟・信繁(幸村)の長女「阿菊(おきく)」(すへ)、三女から取った「阿梅(おうめ)」の3種類。小松姫と阿梅は琥珀(こはく)色、阿菊は深い紫色で見た目も楽しめる。
小松姫は、埴科郡坂城町産のシャインマスカットのジュースと本坊酒造(鹿児島市)のウイスキーをソルティードッグ風に仕上げた。阿菊は、小県郡長和町産のコンコードを使ったワインを、阿梅は上伊那郡宮田村産の竜峡小梅の梅酒をそれぞれシードルと合わせた。いずれも税込み1杯800円で、ろくもん車内で客室乗務員が作る。