今季の漁が始まった穴水町伝統のボラ待ち櫓漁=同町新崎の七尾北湾

今季の漁が始まった穴水町伝統のボラ待ち櫓漁=同町新崎の七尾北湾

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伝統のボラ待ち櫓漁開始

北國新聞(2017年5月16日)

 穴水町の町おこし団体「新崎(にんざき)・志ケ浦地区里海里山推進協議会」は15日、今季初めてのボラ待ち櫓(やぐら)漁に臨んだ。初日は釣果なく空振りに終わったものの、協議会のメンバーは、町の伝統漁法を守る決意を新たにして「次こそは豊漁」と期待した。
 協議会は、高齢化などで1996年に一度途絶えた櫓漁を2013年に復活させ、町内で唯一継承している。毎年5~7月のほぼ毎日漁を行っている。
 15日は午前6時から、協議会長の岩田正樹さん(68)が沖合に立つ高さ約15メートルの櫓に登った。約2時間半、息を潜めて海をのぞき込み、魚影を追ったが、お目当てのボラは網にかからなかった。岩田会長は「群れで泳ぐ姿が確認できた。次こそ初物をお目にかかりたい」と話した。

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