加賀友禅の始祖とされる宮崎友禅斎をしのぶ「友禅まつり」は友禅斎の命日とされる17日、金沢市東山2丁目の曹洞宗龍国寺で営まれ、約100人が新緑に包まれた境内で伝統継承を誓った。
友禅斎史蹟保存会が命日に合わせて毎年営み、今年で73回目を迎えた。参列者は友禅斎の墓前で焼香し、使い古した筆やはけを燃やす「筆供養」に臨んだ。
本堂では追悼法要が営まれ、水野昌徳会長が境内にある「友禅堂」周辺の修復工事に取り組んでいることを紹介し「今後も品質の向上を図り、一層の飛躍を目指して努力していく」と力を込めた。