駒ケ根市の駒ケ根商工会議所は、食によるまちおこしでPRしている「駒ケ根ソースかつ丼」が、地域名と商品・サービス名を組み合わせた特許庁の「地域団体商標」に登録されたと明らかにした。「今後も地域の宝として、一層のブランド化を図りたい」としている。
同市では地元の飲食店や観光施設などでつくり、同商議所が事務局を務める「駒ケ根ソースかつ丼会」などが、ソースかつ丼を生かしたまちづくりを進めている。商議所の宮崎稔・経営支援課長(53)によると、地域団体商標への登録には、全国的な一定の知名度が必要。今回の登録で「全国ブランドとして認められた」と受け止めている。
宮崎さんは、ソースかつ丼のまちづくりを進める関係者がさらにまとまることも期待。「地域経済の活性化につながるよう商標の使い方を考えていきたい」と話した。
県内では、「市田柿」「蓼科温泉」なども地域団体商標に登録されている。