技巧を凝らした日本画の力作が並ぶ春の院展=19日、福井市の西武福井店

技巧を凝らした日本画の力作が並ぶ春の院展=19日、福井市の西武福井店

福井県 福井・永平寺

日本画114点、西武福井店で春の院展開幕

福井新聞(2017年5月21日)

 日本美術院の日本画公募展「春の院展」は19日、福井市の西武福井店で始まった。日本美術院の同人の力作と入選作の計114点が並び、技巧を凝らした表現が注目を集めている。28日まで。

 福井藩士を父に持つ岡倉天心らが創設した同美術院が毎年開いており、今年で72回目。展示は4月から始まった全国巡回の4カ所目で、北陸3県では唯一。同人が出品した33点と、入選作318点のうちの81点を展示した。

 最高賞の春季展賞(郁夫賞)は山本浩之さん(茨城県)の「考える」。淡いベージュを基調にした人物画に、作品の方向性を模索する自身の心境を投影した。テーブルの前で半身に構える姿勢、周囲に配されたハイヒールや植物のモチーフが、不思議な魅力を醸し出している。福井県関係では、あわら市出身の土屋圀代さん(神奈川県)が「晩夏の華(か)」で入選。固有色を捨てるという日本画独特の手法に沿って、アサガオの葉をモノトーンに近い配色で描き、青と白の花の存在感を際立たせた。この日は同美術院の宮廽正明理事らが出席して開幕式典が行われた。

 午前10時~午後7時半(最終日は午後5時まで)。入場料は一般600円、大学生以下無料。21、27、28日は午前11時から、作家が作品解説するギャラリートークを開く。

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