妙高戸隠連山国立公園のガイドブックなどが並ぶ戸隠観光情報センター

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自然楽しむ過ごし方提案 妙高戸隠連山国立公園ガイド本

信濃毎日新聞(2017年5月23日)

 長野、新潟両県にまたがる妙高戸隠連山国立公園の自然や文化を紹介するガイドブックを、地元6市町村や観光団体などでつくる連絡協議会が初めて作った。登山やハイキングに加え、山の成り立ちに目を向けたり、希少な動植物の保全活動に加わったりと、多様な14通りの過ごし方を提案。「登山者から家族連れまで、四季折々に遊び、学べる」とPRしている。

 ガイドブックは「大自然で楽しみたいこと14 妙高戸隠連山国立公園」。協議会は昨年7月にまとめた公園の「ビジョン」で「日本一の"自然×文化"の遊学舎(まなびや)」を掲げており、これに沿って事務局の環境省長野自然環境事務所(長野市)や地元の長野市、信濃町、飯綱町、小谷村、新潟県糸魚川市、妙高市の関係者で作った。

 始めに「大地の動きを知ろう」と題し、飯縄山など噴火でできた山と、戸隠山など大地が盛り上がってできた山が集まっている特徴を解説。戸隠神社(長野市)などについて説明した「山岳信仰を味わおう」、霊仙寺湖(飯綱町)などを取り上げた「山を見ながら、のんびり過ごそう」といった章が続く。

 ライチョウなどの希少な野生動植物を守るため、生息域の調査や外来種の駆除などの活動への参加も提案。雨飾山や黒姫山などへの登山、ミズバショウを見られる大谷地湿原(長野市)などへのハイキングも盛り込んだ。それぞれ、学習や活動に関わる施設やグループも載せている。

 B5判変形、32ページ。約7千部を作り、関係市町村の観光施設などで無料で配っている。

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