全国で高まるパン人気を観光に役立てようと、福井観光コンベンションビューローは、福井市内のパン店22店の情報をまとめたパンフレット「幸(ゆき)-FULL(ふる)ぱんめぐり」を作製した。「各店オリジナルの"地パン"巡りをしながら、福井に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話している。
観音開きのA5判8ページで、5千部発行。パン店は観光地ではなく、住宅街にあることが多い。店を巡ることで福井のまちの素顔や、観光地では味わえない住民との触れ合いを楽しんでもらう。
パンフレットでは、店舗外観や内観、おすすめのパンを写真付きで紹介。米粉パン専門、溶岩窯で焼き上げる、自家製酵母を使用など、各店の魅力も解説している。住所、営業時間、定休日のほか、イートインコーナーの有無も掲載している。各店の場所が一目で分かる地図も付いている。
パンフレットのQRコードを読み込みアンケートに答えると、毎月10人に粗品が贈られる。
担当者は「パン好きな人は店舗をはしごしたり、県外から訪れたりすることがある。福井を知る契機にしてほしい」と話している。
パンフレットは市観光案内所や掲載店舗のほか、JR金沢駅観光案内所、小松空港、長野電鉄などに置いてある。問い合わせは同ビューロー=電話0776(20)5151。