7月1日に始まる大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)」に向けて、JR東日本は23日、旅行商品を販売する社員やスタッフらを対象に県内の主要観光地を巡るツアーを1泊2日の日程で始めた。
JR東日本各支社でびゅうプラザの窓口に立つスタッフが旅行商品の理解を深める目的。「諏訪」「上高地・白馬」「飯山・長野」の三つのコースに分かれて参加した。
飯山・長野コースに参加した約30人は、アウトドア遊びの情報を提供する飯山駅のアクティビティーセンターを見学し、宿泊型体験施設「なべくら高原・森の家」へ。ブナの天然林の中で行う森林ヨガやポールを持って歩くノルディックウォークを体験した。
びゅうプラザ弘前駅(青森県)の嶋田啓人さん(26)は「ヨガではリラックスして寝てしまいそうだった。体験型観光を自信を持って勧められそう」と話していた。一行は上高井郡小布施町も散策し、下高井郡山ノ内町の湯田中温泉の宿泊施設を見学。24日は長野市の篠ノ井駅で普通列車に乗車してスイッチバックを体験し、善光寺の宿坊を見学するという。