湿原の中で大きく咲き誇るレンゲツツジ=26日、福井県勝山市の池ケ原湿原

湿原の中で大きく咲き誇るレンゲツツジ=26日、福井県勝山市の池ケ原湿原

福井県 勝山・大野 花・紅葉

レンゲツツジ緑に映え、3百株見頃 勝山市・池ケ原湿原

福井新聞(2017年5月27日)

 福井県勝山市平泉寺町の池ケ原湿原で野生のレンゲツツジが咲き、オレンジ色の花が生い茂る緑に彩りを添えている。見頃はこの週末まで。

 六呂師高原は1950年代ごろまでレンゲツツジの名所として知られていた。そのころは一面に咲き乱れ、ツツジの見物を楽しむ大勢の人でにぎわっていたという。その後、土地開発や人の手入れが少なくなったことで激減。現在は湿原の保全活動もあり、面積3ヘクタールの湿原に約300株の群落が残っている。

 今年は5月中旬ごろから開花。一時青空が広がった26日は色鮮やかな花びらが緑に映え、一層目を引いていた。

 福井県大野市の県自然保護センターは湿原内は希少な植物が多いため、木道で観察するよう呼び掛けている。

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