浄土真宗中興の祖、蓮如上人の逸話や歴史について問う「第1回蓮如さん検定」は27日、福井県あわら市吉崎1丁目の吉崎御坊蓮如上人記念館で開かれた。あわら、坂井両市と石川県から計20人が受検し、蓮如上人の功績に思いをはせながら問題に挑んだ。
蓮如上人に親しみを持ってもらおうと、本願寺文化興隆財団(京都市)が問題を作成した。1、2、3級があり、この日は初心者向けの3級の検定が行われた。
「蓮如上人が生まれたのは何というお寺か」「蓮如上人のお寺を火事から守ったといわれる生き物は」などの問題を、同記念館が用意した資料で調べながら解答。全50問中40問以上正解した12人が合格し、認定証が贈られた。1人が全問正解した。問題の解説も行われた。
合格した粂田敏惠さん(78)=あわら市=は「目標があるともっと知りたいと意欲が湧く。2級にも挑戦したい」と話していた。
今後の3級検定は、6月18日午前10時半と、7月29日、8月19日の同11時半から。これ以降と、1、2級の日程は、同記念館ホームページで随時発表する。受検希望者は検定日前日までに電話で申し込む。有料。申し込み、問い合わせは同記念館=電話0776(75)2200。