観音寺で獅子舞を奉納する中下新町の獅子方

観音寺で獅子舞を奉納する中下新町の獅子方

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石動伝統の獅子繰り出す 小矢部天神祭

北日本新聞(2017年5月28日)

 小矢部市石動地区で受け継がれている獅子が繰り出す石動天神獅子舞祭が27日始まり、市中心部各所で伝統の踊りが披露された。ことしは市獅子舞連合会が祭りの様子を初めてインターネットでライブ配信した。28日まで。

 祭りには2日間で24町内が参加し、初日は23町内が獅子を出した。子どもたちは軽快なステップで獅子と掛け合いを演じ、若連中は「そーれ」など掛け声を上げ、獅子を操った。商店街などに、にぎやかな祭り囃子(ばやし)が響いた。

 見物客の中には遠くから訪れた人も。大阪府寝屋川市の弓削(ゆげ)幸一郎さん(69)は「子どもの時から携わり伝統を大切にしているのが伝わる踊りだった。町によって違いがあり、面白い」と話した。

 獅子舞連合会は初日限定で、観音寺に奉納に訪れた町内の踊りを携帯カメラで動画撮影し、会員制交流サイト「フェイスブック」で配信した。平均30~40ビューだった。市内14施設の園児約420人が描いたメルギューくんの獅子舞風塗り絵を商店街に飾った。獅子舞スタンプウオークラリーも人気を集めた。

 最終日の28日は6町内ほどが中心部を回る。獅子舞連合会は正午から市商工会館前で第22回小矢部市獅子舞大共演会を開催し、市内6町内と特別招待獅子2団体が出演する。

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