東北電力が作製した阿賀野川水系のダムカードのうち、新潟県で入手できる3枚

東北電力が作製した阿賀野川水系のダムカードのうち、新潟県で入手できる3枚

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東北電が阿賀野川水系ダムカード 阿賀3枚ファンどっと

新潟日報(2017年5月30日)

 東北電力は、新潟県と福島県を流れる阿賀野川水系で、同社が管理する水力発電用ダムの「ダムカード」計11枚を作製した。ダム付近の施設で無料配布しており、新潟県分の3枚は全て阿賀町が対象。カード入手のために1カ月ほどで400人以上が同町を訪れており、町の観光関係者は波及効果に驚いている。

 ダムは最近観光名物として広がりを見せ、ご飯をダムの形に盛りカレーのルーをためた「ダムカレー」が全国各地で登場している。2013年には新発田市の内の倉ダムで結婚式を挙げたファンもいる。

 ダムカードも人気をけん引するグッズの一つ。ダムの役割を知ってもらおうと、国土交通省と独立行政法人水資源機構が2007年に管理する111基分を作製したのが始まり。名刺大のカードの寸法や情報項目を統一し、コレクション性が高い。表にダムの全景写真、裏には総貯水容量や着工・完成年、建設技術の情報などを掲載している。

 東北電力は今回、地域貢献を目的に、ダム付近にある道の駅などにカード配布を依頼した。カメラや携帯電話などで撮影したダムの画像を見せることで、カードを1人1枚入手できる仕組みだ。

 阿賀町分は豊実、鹿瀬、揚川のダムの計3枚で、鹿瀬ダムの近くにある温泉宿泊施設「赤崎荘」(同町鹿瀬)で入手できる。施設によると、28日までに県外を中心に460人が訪問。家族連れや中年夫婦、サイクリングの一人旅など客層もさまざまで、1日で全11枚を獲得した人もいたという。

 赤崎荘の清野博樹事業部長は「反響が大きくびっくりしている。新たな観光資源を生かすため、関連企画を考えている最中です」と話した。赤崎荘での配布は午前9時から午後8時まで。第3火曜定休。0254(92)5811。

 福島県側の配布場所などの問い合わせは東北電力会津ダム管理センター(平日午前9時~午後5時)、0242(26)5688。

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