一面に黄色い花を咲かせたトビシマカンゾウ=30日、佐渡市願の大野亀

一面に黄色い花を咲かせたトビシマカンゾウ=30日、佐渡市願の大野亀

新潟県 佐渡 花・紅葉

絶景一気に夏色 佐渡・トビシマカンゾウ

新潟日報(2017年5月31日)

 佐渡に初夏の訪れを告げるトビシマカンゾウが見頃を迎えている。約50万株100万本が群生する佐渡市北端の大野亀では30日、一面に広がる黄色い花が青空に映えていた。

 佐渡両津海府観光協会によると、今年はゴールデンウイーク明けに咲き始め、ここ数日の陽気で一気に開花が進んだ。現在は六分咲きほどで今週末には満開を迎える見込み。6月中旬まで楽しめる。

 トビシマカンゾウは佐渡の他に山形県酒田市の飛島など限られた地域でしか咲かない希少種。大野亀では地元住民らによる保護活動が盛んで、今年も4月中旬に苗植えや株の植え替えを行った。

 30日は大勢の観光客が訪れ、写真を撮るなどして楽しんでいた。初めて来たという愛知県春日井市の女性(61)は「花と海と岩の共演が美しい。見たことのないような絶景だった」と笑顔で話した。

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