福井県坂井市ゆりの里公園の農産物直売所「ゆりいち」が1日、オープンした。同市内産をはじめとする新鮮な野菜や花などの農産物や加工品を安価で販売する。初日から買い物客が続々と訪れ、レジに長蛇の列ができていた。
直売所は、同市が公園の再整備に合わせ建設した。鉄骨平屋建て延べ床面積約550平方メートル、売り場面積は約300平方メートル。総工費は約1億6千万円。JAはるえ、同花咲ふくい、三里浜特産農協が出資する「株式会社ゆりの里」が指定管理する。市内をはじめ、あわらや福井市の約160人が出品者に名を連ねている。
初日は、午前9時の開店を前に買い物客が続々と訪れた。売り場を埋め尽くした地元産のダイコン、ソラマメやタマネギ、ホウレンソウなど新鮮な野菜や花を品定め。次々と買い物かごに入れていった。
オープンに先立ち開かれた式典で坂本憲男坂井市長は「新鮮野菜や花にこだわった直売所を目指したい」と述べた。地元の大石小4年児童が合唱で花を添えた。
営業時間は午前9時~午後5時。火曜定休(6月は無休)。同公園には11月、レストランもオープンする。
ゆりの里公園は3~25日に「ゆりフェスタ」を開き、クラフト展やワークショップなど多彩な催しを繰り広げる。3、4日は直売所のオープン記念も兼ね、子ども太鼓やバンド演奏などのステージ、丸亀うどんなどの販売を行う。3日は坂井市出身のタレント高橋愛さんがゲスト出演する。