安曇野市で4日に開く第3回信州安曇野ハーフマラソンで、安曇野署員有志らが安全に目を配りながら一般ランナーと一緒に走る。大会では初の試み。コースの安全を確認したり、体調が悪くなったランナーに対応したりする狙い。大会本番が迫り、ガラス製のメダルも完成した。
県内外のマラソン大会への出場経験が豊富な警備課係長の寺島慧悟さん(35)が、東京マラソンで警視庁が導入している「ランニングポリス」を参考に発案。エントリーした同僚らに声を掛け、大会当日は10人ほどで実施。「長野県警察」と記した服を着て走る人もいる。寺島さんは「全国のランナーに安曇野を安心して走ってもらえるようにしたい」と意気込んでいる。
一方、ハーフマラソンの部で上位の男女各3人に贈るガラス製のメダルも出来上がった。1位のメダルは青や赤、黄色などのしま模様で虹を、2位は青と緑で豊かな水を、3位は赤を基調として朝焼けを表現している。
市や市商工会などでつくる大会実行委員会の委託でメダルを制作した「あづみ野ガラス工房」(安曇野市)のリーダー三好愛音さん(24)は「安曇野らしい風景をイメージした。メダルを見るたびに安曇野を思い出してほしい」。
大会は実行委主催で市と信濃毎日新聞社が共催。ハーフマラソンは5965人、2キロのファミリーランは308組681人が走る予定。