第６６回金沢百万石まつりは２日、３日間の日程で開幕した。浅野川では、特別協賛行事の「加賀友禅燈ろう流し」が行われ、１２００基の明かりが「おんな川」の水面をゆったりと流れ、見物客は初夏の夜を彩る幻想的な光に見入った。
　梅の橋付近では夕方の雨が上がった中、加賀友禅の発展に尽くした先人に感謝する追善供養が営まれた。続いて金沢百万石まつり実行委員会名誉会長の山野之義金沢市長ら関係者、地元の兼六小の児童と旭町保育園の園児が川に燈ろうを浮かべて流した。
　まつりのメイン行事「百万石行列」は３日午後２時、ＪＲ金沢駅東広場前を出発点に始まり、同４時から金沢城公園で入城祝祭が行われる。同公園では３、４日、加賀藩前田家の慶事を再現する特別協賛行事「加賀百万石『盆正月』」（北國新聞社後援）が開催される。