諏訪市の旅館やホテルなどでつくる「諏訪魅力UP(アップ)委員会」は7月1日、上諏訪温泉の宿泊客に同市郊外の霧ケ峰高原で朝食を楽しんでもらうツアー「霧ケ峰で朝食を」を始める。暑い夏に涼しい霧ケ峰の朝を満喫してもらおうと企画し、3年目。9日にモニターツアーがあり、各ホテルの担当者ら40人余が参加。爽やかな早朝の霧ケ峰の魅力に触れた。
ツアーは、上諏訪温泉のホテルなど12カ所に泊まった客が対象。バスで市営霧ケ峰スキー場まで行き、リフトで丘の上に上がる。ドライブイン「霧の駅」まで散策し、霧の駅で朝食。テラスや屋外のベンチで食べることもできる。お盆期間などを除き、8月31日までの計32日間実施。1人2千円で予約は5日前まで。
モニターツアーは本番と同じスケジュールで、午前7時15分すぎにスキー場に到着。八ケ岳連峰などを眺めながら霧の駅まで散策した後、思い思いの場所で味わった。メニューは、諏訪地方の野菜を使ったサンドイッチやサラダ、甘みが強いオニオンスープなど。参加者は全体で約1時間のツアーを満喫していた。
同委員会の加藤建二会長(55)は「中部や関東地方の人にとっての非日常が霧ケ峰にはある。ツアーを通じて霧ケ峰の魅力を広く発信したい」と話していた。問い合わせはトラベルプラザ(電話0263・81・3100)へ。