「世界遺産×富井義夫-地球への讃歌-」が10日、高岡市福岡町福岡新のミュゼふくおかカメラ館(金山嘉宏館長)で始まった。世界各地で撮影されたパネル写真約100枚が並んでいる。7月23日まで。
約30年にわたり世界遺産を撮り続けている写真家、富井義夫さん(64)の作品展。霧が立ち込めるマチュ・ピチュ(ペルー)や雪化粧した菅沼合掌造り集落(南砺)の写真などが展示されている。ラポニアン・エリア(スウェーデン)に出現したオーロラを捉えた一枚や、ライオンのレリーフが印象的な古代遺跡のバールベック(レバノン)を写した作品もある。
トークイベントがあり、富井さんが厳選した15枚を題材に現地で感じたことや、旅の思い出などを語った。市内の60代男性は「『エルサレムの旧市街地とその城壁群』の写真が特に素晴らしい。シャッターチャンスをじっくり待って撮影されている感じが伝わってきた」と話した。北日本新聞社共催。