創意あふれる工芸作品に見入る来場者=金沢21世紀美術館

創意あふれる工芸作品に見入る来場者=金沢21世紀美術館

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革新的な創意満ちる 現代工芸展石川展が開幕

北國新聞(2017年6月14日)

  第56回日本現代工芸美術展石川展(現代工芸美術家協会、同石川会、北國新聞社主催)は13日、金沢21世紀美術館で始まった。地元作家が手掛けた38点を含む101点が公開され、革新的な工芸の「今」を形作る創意が会場に満ちた。
 4月に東京で開かれた本展で文部科学大臣賞を受けた干田浩さん(金沢市)の鋳金「芽吹き『飛葉(ひよう)』」は、風を受けて飛ぶカエデの種をモチーフとした作品で、来場者が金属でありながら、流れるように軽い曲線美に見入った。
 現代工芸美術家協会を率いる大樋陶冶斎(とうやさい)理事長(文化勲章受章者、金沢市)ら大家の秀作をはじめ、染額や青を基調とした陶磁器など地元作家の入賞作が重厚な美を放った。
 石川展で北國新聞社社長賞を受けた北村紗希さん(同市)の染織「夜籠(よごもり)たちの行(こう)」は個性豊かな妖怪の型染めが視線を集めた。
 併催の第32回石川の現代工芸展では、現代工芸大賞を獲得した國木郁子さん(金沢学院大4年)の陶磁「樹(き)」ら新人の作品も並び、「工芸王国石川」の層の厚みと裾野の広さを感じさせた。チャリティー小品展も開かれた。
 開場式では大樋理事長のあいさつに続き、現代工芸美術家協会石川会会長の温井伸北國新聞社社長のメッセージを、砂塚隆広常務が代読した。谷本正憲知事の祝辞を飴谷義博県県民文化スポーツ部長が代読し、山野之義金沢市長が祝辞を述べた。金沢東急ホテルで表彰式と懇親会が開かれた。
 会期は18日まで。15日午前10時~午後3時に、金沢21世紀美術館の松涛庵(しょうとうあん)と山宇亭で現代工芸茶会が催される。

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