輪島市門前町で、地域の名産であるトビウオの煮干し「とびがつお」作りがピークを迎えている。14日は同町のスーパー「サン・フラワーマリヤマ」の従業員らが、同町道下の旧店舗で、切り身を乾燥させる作業などに励んだ。
とびがつおはトビウオの旬である6月に作られる。あっさりしながらコクのある風味のだしを取ることができ、地元では昔からそうめんのつゆなどに重宝されているという。
サン・フラワーでは、同町の鹿磯(かいそ)漁港で水揚げされたトビウオのうろこと内臓を取り除き、5センチほどの長さに切って塩ゆでした後、3、4日間乾燥する。
旧盆の帰省客からふるさとの味として人気といい、サン・フラワーでは今季、約600キロを製造する。