手ぬぐいを手に「エンヤシャ ヤッシャイ」の掛け声に合わせて踊る女性たち=高岡市金屋町

手ぬぐいを手に「エンヤシャ ヤッシャイ」の掛け声に合わせて踊る女性たち=高岡市金屋町

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石畳通りに掛け声響く 高岡・御印祭

北日本新聞(2017年6月20日)

 高岡鋳物繁栄の願いを込め、400年以上続く御印祭(ごいんさい)。19日の町流しでは、千本格子の家屋が建ち並ぶ石畳通りに「エンヤシャ、ヤッシャイ」と独特の掛け声が響き、沿道には県内外から集まった見物客で人垣ができた。

 出発点の一つである有礒正八幡宮(同市横田町)には、背中に加賀前田家の梅鉢紋があしらわれた黒い法被を着た金屋町青年協議会と伝統産業青年会のメンバーのほか、鮮やかな着物に身を包んだ児童生徒らが集まった。高岡西高校1年の塚本茉奈美さん(16)は「1週間前から練習してきた。上品な感じが出るように踊りたい」と笑顔を見せた。

 午後7時半ごろ、高岡市西条小学校の子どもたちを先頭に町流しがスタート。男性は竹の棒、女性は手ぬぐいを持ち、鋳物師(いもじ)の仕草を表した舞いを披露しながらゆっくりと進んだ。

 ぼんぼりの淡い光に照らされた石畳通りでは、大勢の見物客がカメラを構えた。夫婦で訪れた東京都の自営業、畠山洋二さん(74)は「インターネットで御印祭を知り、初めて来た。高岡は古い街並みが残っているところが良い」と話した。

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