マツワ食品が開発した「シナノユキマスの塩糀漬」(右)と「信州サーモンの吟醸漬」

マツワ食品が開発した「シナノユキマスの塩糀漬」(右)と「信州サーモンの吟醸漬」

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シナノユキマスと信州サーモン 信州産川魚で商品開発

信濃毎日新聞(2017年6月21日)

 鮮魚加工のマツワ食品(長野市)は、材料にこだわった「シナノユキマスの塩糀(こうじ)漬」と「信州サーモンの吟醸漬」を開発し、北佐久郡軽井沢町にある農産物直売所「軽井沢発地市庭(いちば)」で販売を始めた。同社は給食向けの魚の西京漬けやかす漬けなどの加工が主力で、新たに信州産の川魚を使った独自ブランドを立ち上げた。

 地熱で海水を結晶させた伊豆諸島・青ケ島産の塩や、長野市の老舗みそ店井上醸造のみそや米こうじ、小諸市の大塚酒造の酒かすを使用。シナノユキマスや信州サーモンを塩で締め、米こうじや酒かすなどで作ったたれに漬けており、豊かなうま味が凝縮されているという。真空パック入りで、冷凍すれば半年間は保存できる。

 自社開発の商品は、同社の中島琢也さんが「信頼の食材を使い、自信を持って売れる商品を作りたい」と企画。イラストレーターの山福朱実さんに依頼して2種類のロゴも作った。

 シナノユキマスは千円、信州サーモンは750円前後で販売。中島さんは「手間がかかり、大量生産はできない商品。大事に売りたいし、大事に食べてもらいたい」と話している。

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