こんかいわしのアンチョビをベースに商品化した「氷見コンカラー油」

こんかいわしのアンチョビをベースに商品化した「氷見コンカラー油」

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「こんか」素材にラー油開発 氷見の魚問屋

北日本新聞(2017年6月26日)

 氷見市北大町のひみ番屋街で営業する水産加工品店「つりや」で、伝統食「こんかいわし」のアンチョビを素材にした新商品「氷見コンカラー油」が人気だ。店を運営する釣屋魚問屋(同市地蔵町)が「食べるラー油」として開発した。同社は「魚を素材にした調味料は当社で初めて。氷見の新たな名物にしたい」と期待している。

 こんかは、イワシやサバをぬか漬けにして保存、熟成させる伝統食。こんかいわしをオイル漬けした「糠(こんか)いわしアンチョビ」は、つりやの人気商品となっている。

 今回のラー油はこのアンチョビをベースに、料理家のたかはしようこさん(東京)と共同で商品化した。何種類もの香辛料やネギ、ショウガ、ニンニクなどを加え、台湾風の香味も付けた。

 辛さの中にうまみがあり、ご飯や豆腐にかけるなどさまざまな食べ方が楽しめる。1個130グラム入りで980円。6月初旬から販売を始め、売れ行きは好調だという。たかはしさんによる、このラー油を使ったレシピ本(350円)も販売している。

 釣屋魚問屋で製造や開発を担当する橋本学さんは「今回のラー油を足掛かりに、魚を素材にしたさまざまな商品に挑戦したい」と話している。

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