見ごろを迎えたアサザの花=29日、国営越後丘陵公園

見ごろを迎えたアサザの花=29日、国営越後丘陵公園

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黄色い妖精水面彩る 長岡・アサザ見ごろ

新潟日報(2017年6月30日)

 国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町)の里山フィールドミュージアムで、絶滅が危ぶまれている水生植物のアサザが見ごろを迎えた。29日も直径3センチほどの黄色い花が水面を覆い、訪れた人の目を楽しませた。

 アサザはきれいな水を好み、自生している場所はわずかで県の絶滅危惧種にも指定されている。丘陵公園では5年ほど前に水生植物のための池を整備し、アサザを植えた。山から湧き水を引き込むなどして環境を整え、現在は4万株に増えた。日の出とともに開いた花は、昼すぎには閉じる。

 公園職員の田所清さん(69)は「水にうまくなじみ、ここまで増えた。今後も丁寧に整備を続け、守っていきたい」と話した。

 見ごろは7月中旬まで。入園料は大人410円、中学生以下80円。問い合わせは越後公園管理センター、0258(47)8001。

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