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「諏訪しなの号」「木曽あずさ号」 異なる区間、鉄道ファン注目

信濃毎日新聞(2017年7月1日)

 県内で7〜9月に展開される大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、JRグループが運行するイベント列車「諏訪しなの号」「木曽あずさ号」が、鉄道ファンの注目を集めている。通常と異なる区間に乗り入れるため、「新鮮だ」と期待。JR東日本長野支社(長野市)は「グループ全体で取り組む信州DCならではの試み」としている。

 諏訪しなの号は、通常は名古屋―長野間を往復する特急しなのが、塩尻から中央東線に乗り入れる。名古屋―茅野間を7月8、9日、9月23、24日に各1往復する。「諏訪鉄道倶楽部」の樋口公男事務局長(65)=茅野市=は「名古屋から茅野まで特急が乗り入れるのは恐らく初めて」と言う。

 木曽あずさ号は、新宿と松本を結ぶ特急あずさが、中央西線に乗り入れる。新宿―南木曽間を7、8、9月に各1往復する。今回、岡谷―塩尻間を1983(昭和58)年に完成した塩嶺トンネル経由でなく、辰野駅回りで運行することもファンに注目されている。

 樋口さんは「昔を知る人にとっては懐かしく、若い人にとっては新鮮だと思う。一見の価値がある」と話している。両イベント列車は全席指定。

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