江戸時代の松本城を再現した景色が見られる端末を手にする「国宝松本城おもてなし隊」のメンバー=30日、松本市

江戸時代の松本城を再現した景色が見られる端末を手にする「国宝松本城おもてなし隊」のメンバー=30日、松本市

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ようこそ。山の信州へ 「DC」1日開幕

信濃毎日新聞(2017年7月1日)

 JR各社や県内自治体が3カ月にわたり展開する大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」が1日、2010年以来7年ぶりに開幕する。「山の信州」を前面に、癒やし、アウトドア、歴史・文化、食の4テーマの旅を提案。初日は県内20カ所余の駅を中心にオープニングセレモニーを開く。

 今回のキャッチフレーズは「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」。野外イベント、星空や森林を満喫する癒やし体験、地元食材を使った料理、各地に伝わる歴史巡りなどを通じ、「信州で人生が変わる」旅を提供する。

 期間中の臨時観光列車も特色の一つ。「天空にいちばん近い列車」をうたう、JR小海線の「HIGH RAIL(ハイレール)1375」、JR東日本、東海が連携して新宿―南木曽間を結ぶ「木曽あずさ号」などが走る。

 DCに合わせ、松本市の松本城周辺では1日から、バーチャルリアリティー(仮想現実)技術で再現された江戸時代の様子が見られるようになる。スマートフォンなどの専用アプリを使い、往時の姿がよみがえる。30日は「国宝松本城おもてなし隊」のメンバーらが視聴した。

 県は、期間中の延べ宿泊者数の目標を前年同期比10%増の672万人超と掲げている。

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