大岩山日石寺(中田弘乘管長)は1日、上市町大岩の同寺で滝開きを行った。無病息災などを願い、県内外の信者や一般参加者が滝に打たれて心身を清めた。
白装束姿の参加者は、高さ約5・4メートルから落ちる六本滝の下で手を合わせ、水に打たれた。家族7人で参加した石川県かほく市の会社員、志賀智宏さん(38)は「初めての滝修行で寒かったが、心が洗われたように感じる」と笑顔を見せた。
滝修行に先立ち、本堂で護摩(ごま)祈祷(きとう)が行われ、中田管長らが修行での安全を願った。恒例の火渡りは雨のため中止となった。
大岩観光開発の「そうめん山菜まつり」(北日本新聞社後援)もあり、笹巻きだんごやあんころが販売された。