列車のラストランをテーマにした片岡輝幸さんの鉄道写真展=5日、福井新聞社・風の森ギャラリー

列車のラストランをテーマにした片岡輝幸さんの鉄道写真展=5日、福井新聞社・風の森ギャラリー

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列車ラストラン撮影、40点一堂 福井新聞社・9日まで

福井新聞(2017年7月6日)

 40年以上にわたり鉄道を撮り続けている片岡輝幸さん(69)=福井市=の写真展「走り去った友へ」(福井新聞社後援)が5日、福井新聞社・風の森ギャラリーで始まった。豪華寝台特急や県内電車の"ラストラン"を中心に展示、来場者の興味を引いている。9日まで。

 片岡さんは20歳のころに鉄道を撮り始め、これまでに全国各地を訪ね撮影し続けてきた。今回はラストランをテーマに約40点を選んだ。

 2016年に引退した寝台特急「カシオペア」の写真は、JR宇都宮線を走る銀色の車両の最後の雄姿で、運転士が手を振っているのが印象的。JR北陸線の細呂木―芦原温泉駅間を走る寝台特急「トワイライトエクスプレス」の作品もある。

 ほかに、肌色に赤いラインが入った"国鉄カラー"の特急「雷鳥」、福井鉄道の140形や160形など福井の風景に溶け込んだ車両の姿が多く、来場者は懐かしそうに写真に見入っていた。

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