「第54回戸出七夕まつり」4日目の6日、メインイベントの「民謡踊り街流し」が高岡市戸出地区中心部で行われた。浴衣姿の住民約400人が、色鮮やかに飾られた通りを練り歩いた。
住民は6月下旬から地区内の公民館や小学校などで開かれた練習会で、踊りの精度を高めてきた。指導した戸出体育振興会レクリエーション部の橋場悦子代表は「練習会には大人から子どもまで多くの人が参加してくれた。みんなで楽しく踊り、まつりを盛り上げたい」と話した。戸出東部小学校4年の今井結梨奈さん(9)は「しっかりと手を伸ばして、きれいに踊りたい」と意気込んだ。
参加者は2グループに分かれ、それぞれ戸出西部小学校と戸出町2丁目交差点を出発。ご当地ソング「戸出音頭」「戸出七夕夢物語」の2曲に合わせ、踊りを披露した。戸出コミュニティセンターで合流し、輪踊りを繰り広げた。
高岡市戸出町3丁目の看護師、小竹愛子さん(35)は長男の悠仁君(9)と加わり、「小学生の頃から参加してきた街流しで、息子と一緒に踊ることができてうれしい」と笑顔を見せた。
市商工会館前では高岡南高校ダンス部と軽音楽部、吹奏学部のステージなどがあった。
最終日の7日は七夕コンテスト表彰式などがある。北日本新聞社協賛。