佐久市観光協会は、「日本三大ケーキのまち」と呼ばれる佐久をPRしようと、ランチョンマットを作製した。市名産の果物や野菜、自然などをあしらったデザインで、イベントなどで配る予定だ。
デザインで佐久を盛り上げようと取り組む団体「D39(ディー・サク)」が手掛けた。40センチ四方で木綿製。スイーツを想像させる黒い点や線のイラストに加え、プルーンやリンゴなどを配置。市の特徴である晴天率の高さをPRする太陽や、浅間山や千曲川などの自然もあしらった。
開催中の大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせた試み。市観光協会は昨年も、「酒どころ佐久」をPRするため、側面に「佐久」の文字が入ったオリジナルの酒ちょこを製造したところ、人気を呼び、増産して対応した。
ランチョンマットは千枚を作製。信州DCに合わせて、市内のスイーツ店や酒蔵を対象にした市観光協会のスタンプラリーを行い、その景品などとして提供する予定だ。同協会事務局で市観光交流推進課の高野吉章さん(40)は「長く手元に置いてもらえる物に仕上がった。佐久に興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話している。