鈴木副主幹(中央)の解説を聞きながら、家康の甲冑に見入る来場者=県水墨美術館

鈴木副主幹(中央)の解説を聞きながら、家康の甲冑に見入る来場者=県水墨美術館

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徳川美術館展が開幕 県水墨美術館

北日本新聞(2017年7月8日)

 「徳川美術館展 天下人・徳川家康と尾張徳川家の至宝」が7日、県水墨美術館で開幕した。国宝、重要文化財を含む名品をそろえ、戦乱の世を治めた武将としての姿や、文武に秀でた名門武家の歴史を伝える。8月20日まで。

 徳川美術館(名古屋)は、御三家筆頭だった大名家伝来の品を中心に1万件余りを収蔵。会場には家康ゆかりの武具や茶道具のほか、同家の初代義直(よしなお)と二代光友(みつとも)が収集した美術工芸品などが並ぶ。31日に一部展示替えし、会期中計100点を紹介する。

 初日は作品解説があり、県水墨美術館の鈴木博喬副主幹が、家康が使ったという甲冑(かっちゅう)「熊毛植黒糸威具足(くまげうえくろいとおどしぐそく)」の前で「繊細な作りで、日本の工芸技術が詰まっている」と説明。三代将軍家光の長女、千代姫が光友に嫁いだ際の嫁入り道具「初音蒔絵小櫛箱(はつねまきえこぐしばこ)」(国宝)などの由来も紹介した。

 開会式では、山崎康至副知事と横山哲夫北日本放送社長、尾張徳川家22代当主の徳川義崇徳川美術館長が「江戸時代に育まれた華やかな文化を堪能していただきたい」とあいさつ。中川美彩緒(みさお)県水墨美術館長と蒲地北日本新聞社取締役事業局長らが加わり、テープカットした。

 北日本放送開局65周年記念。県水墨美術館と北日本放送でつくる実行委員会と徳川美術館主催、北日本新聞社共催。

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