能登町宇出津の石川県無形民俗文化財「あばれ祭」は最終日の8日、祭神「須佐之男命(すさのおのみこと)」を乗せた白山、酒垂(さかたる)両神社の神輿(みこし)2基が海や川、火の中に投げ込まれた。
石川県漁協能都支所近くでは、神輿が勢いよく海に投げ落とされた。若衆も次々と海に飛び込み、「チョーサー、チョーサー」の掛け声に合わせて神輿を勢いよく回転させた。神輿は海から引き上げられた後、燃えさかるたいまつに投げ入れられた。
神輿2基が、能都支所近くの御旅所(おたびしょ)からキリコ42基を伴い、八坂神社を目指して巡行した。梶川では、若衆が橋の上から神輿を投げ落とし、護岸に激しく打ち付けた。