七尾市の大地主(おおとこぬし)神社の夏祭り「七尾祇園祭(ぎおんまつり)」は8日、同市袖ケ江地区で行われ、太鼓や鉦(かね)の音が鳴り響く中、男衆が「サッカセイ」の掛け声で大小11基の奉燈(ほうとう)を担ぎ、港町を華やかに彩った。
七尾祇園祭は平安時代に始まったとされ、大水を介して広まる疫病から町を守るよう祈ったことが起源とされる。
各町から担ぎ出された高さ5~11メートルの奉燈11基が湊町1丁目の仮宮に集結し、おはらいを受けた後、神(み)輿(こし)を先導して山王町の大地主神社まで深夜の町を練った。神社に到着後、男衆が「七尾まだら」を舞った。