魚沼産コシヒカリで作った団子「笹雪だるま」=魚沼市須原

魚沼産コシヒカリで作った団子「笹雪だるま」=魚沼市須原

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甘くておいしい雪だるま 魚沼コシ100%団子商品化

新潟日報(2017年7月13日)

 魚沼市須原の菓子店が、魚沼産コシヒカリで作った団子を開発、販売を始めた。真っ白な団子を笹の葉で飾り、フードペンで目と口を書き、かわいい雪だるま型に仕上げた。「笹雪だるま」と名付け、地域の新たな名物にしたいと張り切っている。

 団子を販売しているのは、国の重要文化財「目黒邸」近くにある「魚沼耕房美つ星屋」。昨年8月、新潟市へ移転した和菓子店を引き継いでオープンした。目黒邸の観光客らに向けた土産物を開発しようと、10月から新製品作りに取り組んだ。

 原料はもち米ではなく、魚沼産コシにこだわった。団子にするため、さといもなどを混ぜ込んで試作したが、最終的にはコメのみで作ることに。

 粒の細かさを変えた米粉を混ぜて生地にすることとしたが、店長の瀬下悦子さん(62)は「専門家の助言も聞いて、数え切れないほど作った」と配合調整の苦労を振り返る。「当初は昨年のクリスマスの発売を狙っていたが、この時期になってしまった」という。

 飾り付けに使うササも地元から仕入れている。「目標は100%魚沼産」(瀬下店長)で、秋からはあんこに使う小豆も、北海道産から魚沼産に切り替える予定だ。

 1個210円(税込)で販売。手作業で粉をこねるなどするため、一日で作れるのは100個程度だという。瀬下店長は「口の中に粘りが残らず、魚沼産コシのよさが表現できた。まだ課題はあるが、改良して名物に育てたい」と力を込めた。

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