29年ぶりに公開される下伊勢町曳山の人形や衣装=伊勢玉神社

29年ぶりに公開される下伊勢町曳山の人形や衣装=伊勢玉神社

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「幻の曳山」人形29年ぶり公開 氷見

北日本新聞(2017年7月13日)

■伊勢玉神社でき13、14日 祇園祭に合わせ企画

 氷見市伊勢大町の伊勢玉神社(鈴木瑞麿宮司)は13、14の両日、「幻の曳山(ひきやま)」とされる同市下伊勢町の曳山で使われていた人形と衣装など21点を拝殿で展示する。29年ぶりの公開で、鈴木宮司は「氷見の歴史を伝える貴重な品々を広く知ってほしい」と話している。

 下伊勢町は、江戸期以来の歴史があるとされる氷見市の祇園祭(ぎおんまつり)で、曳山を巡行していた南十町の一つ。1938年の氷見町大火では焼失を免れたものの、当時から傷みが激しく、昭和初期以降に引き回しが行われなくなったという。現在は伊勢玉神社で保管されている。

 今回は地元住民からの要望もあり、13日からの祇園祭に合わせて、かつての曳山の姿をしのぼうと展示を決めた。市博物館で開かれた曳山人形の特別展に出品して以来の公開となる。

 人形は現存する頭部3体を展示する。本座人形の源頼朝は金色の烏帽子(えぼし)を付けており、脇座人形は鎌倉初期に活躍した武将の梶原景時、御所五郎丸で、頼朝より小さめ。人形に付ける陣羽織や、源氏の家紋である笹竜胆(ささりんどう)が描かれた胴などもある。羽織の裏に天保13(1842)年の文字が残っており、そのころ新調されたものと推定される。

 鈴木宮司は「曳山の他の部材と共に今後も大切に保存していきたい」と話している。

 問い合わせは同神社、電話0766(72)2947。

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