火祭りに使われる幣を作る関山神社の氏子ら=13日、妙高市

火祭りに使われる幣を作る関山神社の氏子ら=13日、妙高市

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伝統守り本番に備え 15日から火祭り 妙高・関山神社

新潟日報(2017年7月14日)

 妙高市関山で15、16日に開かれる「関山神社火祭り」を前に同神社で13日、氏子の地域住民約10人が、祭りの柱松行事「松引き」で使われる大幣(おおぬさ)と小幣(こぬさ)を作った。住民は幣作りの伝統を守り、火祭り本番に備えた。

 火祭りでは県無形民俗文化財の仮山伏演武が披露されるほか、五穀豊穣(ほうじょう)を願う松引きが行われる。大幣は高さ約240センチの巨大な扇形で、柱松にくくり付けられ、松引きの前に燃やされて作付けを占う。その後、柱松には小幣がくくり付けられ、境内で引かれる。

 氏子らは割いた竹を手際よく組み上げ、紙を貼って大幣2本を仕上げていった。小幣も2本作った。幣作りの中心メンバー加藤三男さん(68)は「幣作りの伝統を守りたい。火祭り本番は多くの方に見に来ていただきたい」と話していた。

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