飯田市の名勝天竜峡で建設中の三遠南信道「天龍峡大橋」(仮称)。天竜川両岸をつなぐアーチ部分がほぼつながり、橋の形が見えてきた=14日

飯田市の名勝天竜峡で建設中の三遠南信道「天龍峡大橋」(仮称)。天竜川両岸をつなぐアーチ部分がほぼつながり、橋の形が見えてきた=14日

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名勝になじむ「アーチ」 飯田「天龍峡大橋」工事進む

信濃毎日新聞(2017年7月15日)

 国土交通省飯田国道事務所(長野県飯田市)は14日、飯田市と浜松市を結ぶ三遠南信道(延長約100キロ)の建設に伴い、飯田市の名勝・天竜峡で工事が進む「天龍峡大橋」(仮称)の現場を報道機関に公開した。三遠南信道の中でも大規模な構造物の一つで、名勝の景観に配慮した設計が特徴という。天竜川両岸をつなぐアーチ部分がほぼ完成し、橋の全体像が見えてきた。

 天龍峡大橋は橋長280メートル、天竜川からの高さ約80メートル。車道を下から支えるアーチ部分は、工場で製造した62個の部材を両岸にある高さ60〜65メートルの鉄塔間に張ったワイヤで運び、空中で組み立てている。3月下旬に両岸から組み立て始め、この日までに54個の設置が完了。中央でつながってアーチ部分が完成するのは、今月25日ごろの見通し。

 同事務所によると、渓谷の景観を損ねないよう、アーチ部分をできるだけ直線的に設計しており、半円形のアーチに比べて目立ちにくいという。周辺の景観になじむように、鈍い黄緑色の「山鳩(やまばと)色」を採用した。

 8月以降は、完成したアーチの上に車道を造る工程に進む。車道下の管理道路は、歩道として観光客や住民も歩けるようにする。2018年夏〜秋ごろには舗装以外の工事が完了し、19年度に利用開始となる予定だ。

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