かがり火が照らす天竜川を眺めながら、和太鼓演奏を楽しむ参加者(手前)

かがり火が照らす天竜川を眺めながら、和太鼓演奏を楽しむ参加者(手前)

長野県 伊那路 祭り・催し

かがり火で楽しむ 天竜峡の夏

信濃毎日新聞(2017年7月17日)

 飯田市の名勝・天竜峡の観光再生に取り組む任意団体「天龍峡300万人会議」は16日夜、かがり火が照らす天竜川を舟から眺めながら和太鼓演奏を楽しむ催しを初めて開いた。「かがり火プロジェクト」と銘打ち、今後、誘客につなげる催しとして定着を図る。

 この日は、牧野光朗・飯田市長や市議ら12人が舟へ。対岸にともしたかがり火の前では、下伊那郡高森町を拠点とする和太鼓グループ「心鼓毬(しんこきゅう)彩(あや)」の7人が勇壮な演奏を響かせた。参加者は食事を取りながら、演奏の合間に聞こえる川のせせらぎや、まきがはじける音にも耳を澄ませた。

 かがり火の灯籠は、同会議代表で、天竜川で川下り舟を運航する「天竜舟下り」(飯田市)社長の杉本忠さん(60)が手作りした。杉本さんは「炎の明かりだけで見る天竜峡は、普段とは違う趣がある。さまざまなジャンルの音楽を楽しむ催しに発展させてみたい」と話していた。

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