舟越桂さんの作品が並ぶ店内=福井県立美術館「喫茶室ニホ」

舟越桂さんの作品が並ぶ店内=福井県立美術館「喫茶室ニホ」

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カフェで現代アート満喫して 福井県立美術館

福井新聞(2017年7月19日)

 世界で活躍する現代アート作家9人の作品展「4つの小さなたくらみ~A氏コレクションより~」が9月3日まで、福井県立美術館「喫茶室ニホ」(福井市)で開かれている。4部構成で第1部は、日本を代表する彫刻家の舟越桂さんの版画作品6点を展示している。7月23日まで。

 同美術館の開館40周年に合わせ、上質な作品をリラックスした雰囲気の中で楽しんでもらおうと、ニホの店主おかもときょうみさんが企画。展示する全22点はコレクター歴40年以上のA氏=同県勝山市=の協力で、芸術性の高い作品が並ぶ。

 舟越さんの作品は中性的な人物画が目を引く。どの作品も虚空を見つめるような姿が印象的でメッセージ性が強い。「戦争を視るスフィンクス」は戦争という愚かな行為をする人間に対し、苦悶の表情を浮かべている。

 「彫刻家の版画」の展示は25日~8月6日、「小野隆生作品展」は8月8~20日、「サルタンとアンド-」は8月22日~9月3日。営業時間は午前9時から午後7時までで、月曜が休み。

 7月23日午後6時からは「小さなたくらみお話会」と題し、A氏がコレクションを始めたきっかけなどを話す。会費はコーヒー付きで600円。申し込み、問い合わせはニホ=電話0776(43)0310。

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