米俵を持ち上げ力を競う城端別院盤持ち大会が23日、南砺市の城端別院善徳寺境内で行われ、一般の部は小矢部市の鷲田基章さんが9度目の優勝を果たした。
一般の部は米俵2俵(重さ120キロ)を肩まで担ぎ上げ、反対の腕を水平に伸ばす動作を何回成功できるか競った。鷲田さんは31回成功させた。1俵だけでチャレンジする出場者もいた。子ども部は重さ10キロのミニ俵を使い、両部門とも相撲に倣って今年の番付を決めた。
大会は善徳寺の虫干法会(むしぼしほうえ)に合わせた伝統行事。世話人不足や本堂保存修理工事の影響で一度途絶えたが、真宗大谷派の若手僧侶たちが新たな盤持ち講(可西映秀代表)をつくり2014年に復活させた。北日本新聞社共催。
善徳寺ではこの日、同寺の「平成の大修理」のため虫干法会に合わせた披露が中断されていた盤持講甚句とちょんがれの唄と踊りが6年ぶりに披露された。
◇一般(2)萩原英隆(3)川田政和▽東横綱=鷲田基章▽西横綱=可西映秀▽東大関=萩原英隆▽西大関=川田政和▽東関脇=立島秀哲▽西関脇=石川俊介▽東小結=舘秀雄▽西小結=渡邉麻理亜
◇子ども(1)河合常就(2)井波飛鳳(3)川平遥仁▽東大関=井波優樹▽西大関=木村駿太▽東関脇=井波飛鳳▽西関脇=川平遥仁▽東小結=河合常就▽西小結=渡邉あかり