「曳家」でレールの上を右から左へゆっくりと進む山門=輪島市門前町の總持寺祖院

「曳家」でレールの上を右から左へゆっくりと進む山門=輪島市門前町の總持寺祖院

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總持寺祖院山門、元の位置に レールで20㍍曳き戻し

北國新聞(2017年7月26日)

 輪島市門前町の曹洞(そうとう)宗大本山總持寺祖院で、基礎地盤の耐震工事のため、20メートル移動させていた国登録有形文化財の山門が25日、4カ月ぶりに元の位置へ戻された。山門全体をジャッキで持ち上げてレールの上を滑らせる曳家(ひきや)工法で移動させた。山門は能登半島地震で被災して屋根などがゆがんでおり、引き続き修復工事に入る。
 山門は1932(昭和7)年に再建した総欅(けやき)造り。高さ約18メートル、幅20メートルで、重さは約200トンと推定される。能登半島地震から10年の節目となった今年3月25日に法堂(はっとう)側へ移動させ、礎石が置かれていた地盤をコンクリートで補強する工事を行った。
 山門の修復完了は2019年3月の予定で、祖院全体の復旧工事完了は21年3月を見込んでいる。

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