白馬大池(後方)近くで見頃のチングルマ。道の脇で登山者を迎えている

白馬大池(後方)近くで見頃のチングルマ。道の脇で登山者を迎えている

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チングルマ、雨に際立つ白 北ア白馬大池

信濃毎日新聞(2017年7月28日)

 北アルプス北部の白馬大池(標高約2380メートル)の周辺で高山植物のチングルマが見頃を迎えている。梅雨明け後も天候はぐずつき気味だが、白い花びらは雨にぬれると美しさが際立つ。27日朝も、登山者たちが道沿いの群生地に見入っていた。

 白馬大池山荘によると、今年は雪解けのペースが遅く、例年より1週間ほど遅い7月14日に開花を確認。雪が解けた場所から順に咲いているといい、支配人の勝又義高さん(54)は「今年は開花が遅い分、例年より長めの8月上旬まで楽しめそう」。

 同山荘に宿泊した茅野市の平尾英雄さん(62)は、この日朝も曇り空だったため白馬岳まで行くのを断念したが、下山前に群生地を歩き、「雨露にぬれた姿が特にきれいでした」と満足そうに話した。

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