勘寿々さん(右)の指導で稽古に励む主計町の芸妓=金沢市尾山町

勘寿々さん(右)の指導で稽古に励む主計町の芸妓=金沢市尾山町

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品格ある舞台へ磨き 来月の金沢おどりに向け主計町の芸妓

北國新聞(2017年8月4日)

 第14回金沢おどり(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、北國新聞社主催)に向け、主計(かずえ)町(まち)茶屋街の芸妓(げいこ)衆の稽古が3日、金沢市尾山町の稽古場で行われた。県邦楽舞踊協会理事長で宗家藤間流の藤間勘(かん)寿(す)々(ず)さんが振りを指導し、立(たち)方(かた)の出演者7人が芸に磨きをかけた。
 主計町の芸妓は、大和(やまと)楽(がく)でつづる舞踊絵巻「酉歳(とりどりに)四(し)季乃彩色(きのさいしょく)」のうち、名妓のたか子さんが「加賀の千代」を舞い、若手、中堅が「花を恋(こ)い」で舞台を彩る。八世宗家の藤間勘十郎さんが振り付けた。
 東京で勘十郎さんから習得した振りを芸妓に手ほどきした勘寿々さんは「振りが生きるように気持ちを入れ、品格ある踊りを目指してほしい」と話した。藤間寿さんが稽古を支え、構成、演出の駒井邦夫県立音楽堂邦楽監督が見守った。
 金沢おどりは、ひがし、にし、主計町の三茶屋街の芸妓が総出演し、9月15~18日に同市の県立音楽堂で上演される。入場料はプラチナ席(指定、プログラム付き)8700円、S席(指定)7700円、A席(自由)6100円。

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