鎧潟の形を描いた田んぼアート=新潟市西蒲区大曽根

鎧潟の形を描いた田んぼアート=新潟市西蒲区大曽根

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よみがえる鎧潟の姿 田んぼアート鮮やか 西蒲区潟東

新潟日報(2017年8月8日)

 新潟市西蒲区潟東地区の水田で、住民らが手掛けた「田んぼアート」が見頃を迎えている。14作目の今年は「ありし日の鎧潟」として、約50年前まで同地区にあった鎧潟の形を稲で描いた。

 田んぼアートは大曽根自治会が2005年から毎年制作している。今回描いた鎧潟は234ヘクタールの広さがあり、鯉などの漁やカモ猟が行われていた。1970年頃に干拓され農地になった。

 "キャンバス"となった水田は約50アールで、所有する藤口重博さん(66)がデザインを考えた。5月に地元住民ら約150人が図柄に沿って苗を手で植え、土のままの部分との2色で表現した。

 高さ5メートルのやぐらの上から眺めると、鎧潟の形や、県のキャラクターのトッキッキがくっきりと浮き上がって見える。

 田は既に水を抜いてあり、今後は図柄の中に入って鑑賞できるように整備する予定。収穫を迎える9月中旬まで楽しめる。

 藤口さんは「鎧潟があって今の西蒲の農業があることを知ってほしい」と話している。

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