ポスターを手に笑顔を見せる保存会メンバー

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若い歌い手参加して 27日に「おわらのど自慢」

北日本新聞(2017年8月8日)

 毎年恒例の「おわらのど自慢コンクール」が27日、富山市八尾町上新町の越中八尾観光会館で開かれる。今年は15歳以下のジュニアの賞を新設。主催する県民謡越中八尾おわら保存会(金厚有豊会長)は「多くの若者に参加してもらいたい」としている。

 おわら風の盆は、300年以上前に始まったとされ、二百十日の風封じと五穀豊穣(ほうじょう)を願う行事。毎年9月1~3日に富山市八尾町中心部で、11町の担い手が唄と踊り、演奏を繰り広げる。

 コンクールは、本場の伝統と技術を守り、広めていくことなどを目的に、県民謡越中八尾おわら保存会が毎年開催し、70回目。保存会メンバーが伴奏し、出場者は節回しや声量などが審査される。

 70回を記念し、これまでの秀位と優位に加え、ジュニアの賞を設けることにした。昨年に続き、秀位の特典として「おわら風の盆」で歌ってもらうことも企画。希望者は今年か来年、歌い手として11町のどこかの町に参加できる。保存会は「多くの人に本場の伴奏で歌ってほしい」としている。

 コンクールは参加、入場共に無料。事前申し込みに加え、当日午前9時から30分間参加の申し込みを受け付ける。開演は同10時。北日本新聞社共催。問い合わせは越中八尾観光協会、電話076(454)5138。

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