マーラーの交響曲第9番で幕を開けたOMFのオーケストラ公演=18日夜、松本市のキッセイ文化ホール

マーラーの交響曲第9番で幕を開けたOMFのオーケストラ公演=18日夜、松本市のキッセイ文化ホール

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SKO紡ぐ音楽の世界 OMF、オーケストラ始まる

信濃毎日新聞(2017年8月19日)

 松本市で開催中のセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で、メインのオーケストラ公演が18日夜、キッセイ文化ホール(県松本文化会館)で始まった。計3プログラムの初回は、4年連続で客演指揮者を務めるイタリア出身のファビオ・ルイージさん(58)が1時間半に及ぶマーラーの交響曲第9番を指揮。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が奏でる深い死生観が織り込まれた音楽の世界に、1700人余が引き込まれた。

 ルイージさんは、スイスのチューリヒ歌劇場音楽総監督などを務める世界的な指揮者。足元から指先まで大きく、時に繊細に動かして指揮した。第1楽章は吐息のような旋律を印象付けながら進めた。SKOも音をとどろかせたり、舞曲のように奏でたりするなど複雑に変化する曲を表現した。

 第4楽章では、弦の濃密な響きが移ろいながら張り詰めるように流れ、最後の音が消えると、会場はしばらく静寂に包まれた。拍手と歓声は約10分間やまず、松本市出身で京都市の大学1年生大島弘暉さん(19)は「最後の空気が圧巻で本当に幸せ。情熱がこちらまで伝わってきた」と余韻に浸っていた。

 終演後には松本市内のホテルでウエルカム・パーティーも開催。ルイージさんや、小澤征爾総監督、坪田明男・新実行委員長らも出席した。Aプログラムの次回は20日午後3時から。その後は小澤さんも出演するB、Cプログラムが続く。

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