第30回記念ジャパンテントは3日目の19日、能登各地に滞在中の留学生は、ホストファミリーとともに地域の祭りに参加したり、生け花や座禅など日本文化を体験したりして、能登の人情に触れながら夏の思い出を育んだ。
中島町浜田の茶道宗和流教授、室木宗美さん方では、台湾出身の陣昭(チンショウ)如(ジョ)さん(22)=山口大=と、ドイツ出身のアンナ・カネヴスカさん(22)=防衛医大=が茶花の生け方を学び、わびさびの心に触れた。
ホスト家族の水上和夫さん(63)が見守る中、2人は全体のバランスを考えながら生け、涼しげな作品に仕上げた。カネヴスカさんは「美術が好きなので楽しかった」と話した。