国産ブドウ１００％で造ったワインを審査する本年度の「日本ワインコンクール」（日本ワイナリー協会などの実行委員会主催）で、塩尻市内で原料ブドウの栽培やワイン醸造をした４社の５品が金賞に選ばれた。市ブランド観光課によると、市関係５品の金賞受賞は２０１２、１５年度に並んで最多という。

　「欧州系品種　赤」の部では、塩尻市産ブドウを市内で醸造した井筒ワイン（宗賀）の「ＮＡＣメルロー［樽熟］２０１５」など３品が金賞を受賞。「欧州系品種　白」と「国内改良等品種　赤」の部でも、市内で原料ブドウの栽培や醸造をした各１品が金賞に輝いた。

　コンクールでは審査員２５人が各ワインを２０点満点で採点。平均１７点以上を金賞とした。１２部門に計７２６品がエントリーし、うち金賞は２６品だった。

　塩尻市関連ではほかに、銀賞４点、銅賞１９点、奨励賞４点があった。中信地方では松本市や安曇野市のワイナリー（醸造所）が造ったワインも銀賞や銅賞を受けた。