「第30回記念JAPANTENT―世界留学生交流・いしかわ2017」(同開催委員会主催、北國新聞社特別協力)は6日目の22日、金沢市のしいのき迎賓館で「世界がもし100人の村だったら」をテーマにワークショップが開かれた。留学生らが村の架空の住民となって貧困や難民、移民の現状を学び、相互理解を世界に広めていくことの大切さを確認した。
創立25周年を迎えた国際協力機構(JICA)北陸支部との特別共同企画として行われ、留学生やホストファミリー、ボランティア大学生、青年海外協力隊のOBら約100人が参加した。
ワークショップではJICA職員が参加者一人一人に出身国や年齢、宗教、言語などを記した架空の設定の村人役の用紙を配り、さまざまな項目のグループ分けを行った。裕福さを基準にしたグループでは、1人の「大金持ち」が世界の富の約50%を占める現状であることなどを学んだ。